食事療法とは
私達が摂取する糖や塩分を利用して、がん細胞は盛んに分裂して大きくなります。ですから、私達が好きな物を好きなだけ食べて、がんに栄養を与えながらがん退治をしても、効果が上がるはずはありません。がんが元気な状態の時には、がんを落ち着かせるために、食事でがんの住みにくい環境を作る必要があります。
つまり、過剰な血糖上昇をできるだけ抑え、過剰な塩分も極力抑えて、野菜・果物を中心にした血液をできるだけアルカリ性に保つ食材を多くとること、これが、がんの住みにくい体を作る第一歩です。
動物性蛋白質は体内の血液を酸性に傾けます。さらに、乳製品は成長ホルモンなどのがんを増悪させる因子が含まれているので、あわせて摂取を控えましょう。
また、免疫力をたかめる食材のきのこ類を、積極的に食べるようにしましょう。
どんなものを食べたほうが良いのか?
(1)がん細胞が利用できるエネルギー源は糖質です。
がん細胞は(酸素を必要としない解糖という方法で)糖質からエネルギーを作っています。過剰な血糖上昇はがん細胞にえさ(糖質)を供給するため、がん細胞を元気にしてしまいます。
(2)塩分(塩化ナトリウム)を必要としている。
がん細胞にはナトリウムを細胞内に取り込むポンプがあります。そのポンプの働きでナトリウムが集まると、がん細胞はとても元気になってしまいます。
(3)がん細胞の周辺は酸性に傾いている。
がん細胞は糖質や塩分を取り込む代わりに、細胞内の不要物を細胞周囲に排泄します。このため、がん細胞周囲は酸性に傾き、抗がん剤や免疫細胞が働きにくくなっています。
やっておきたい、食物アレルギー検査
食物アレルギー検査とは、食べたあとにすぐに症状がでる「即発型アレルギー」が普段みなさんが知っているアレルギーになりますが、潜在的に存在するアレルギー「遅延型アレルギー」というものが存在します。
食べてから数時間~数日かけて症状がでるものもあるため、食物アレルギーであることを気づかない方も多くいらっしゃいます。そうした遅延型食物アレルギーの検査をします。
食べているもので、気づかずにこのようなことも起こっているかも
食物アレルギー検査の流れ
STEP1 カウンセリング
まずは、現在のお体について詳しくお伺いいたします。 そのうえで、検査をおこなっていきます。
STEP2 診療
96種類の食材についてのアレルギー検査をおこなっていきます。 原因は、食べ物にあるかもしれません。原因不明な体調不良が食べ物にあるかもしれません。