こんにちは　　院長です

師走の忙しい中，皆様いかがお過ごしでしょう．
今回も引き続き，トキシックメタル
（有害金属）の害についてお伝えします．

ところで，
水銀が中枢神経細胞を破壊する様子を
顕微鏡下で再現した動画が，
日本キレーション治療普及協会の
トップページに掲載されています．
私もここの会員で，キレーション治療認定医の
資格もいただいています．

URLは 　http://chelation.jp/ 　です．
ご興味のある方は是非のぞいてみて下さい．
画面中程の動画で，日本語訳に専門用語があり
少し難しいかもしれませんが，
水銀が神経線維をばらばらにしてしまうのを，
視覚的に理解していただけると思います．
水銀は，中枢神経に親和性が高く，
放射性元素についで，危険な金属といわれています

本日から数回で，有害金属汚染の害を
予防するには，或いは妊婦さんの
おなかの子供に有害金属を渡さないために
私達はどうすればよいのか
について述べてみます．

汚染されたまま妊娠すると，子供に胎盤を
通して，知らないうちに移行してしまいます．

今日からの内容は，結婚を控えている方，
妊娠希望の方，必見です．

トキシックメタルの害を予防するには，
次の3つの視点，即ち

第1に，自分が汚染されないように対策すること．
第2に，自分がどの程度汚染されているのかを知ること．
第3に，汚染されている場合は，有害金属を
　　　  除去する努力をすること．

について考える必要があります．
以下，上記の3点について述べてみます．

1. トキシックメタルから身を守る

有害金属から身を守るためには，
先ずどの様な進入経路があるか，
身の周りで考えて下さい．

マグロやカジキをよく食べる→水銀　
ひじきをよく食べる→ヒ素　
たばこを長くすっている→カドミウム　
金属を使った歯科治療をうけた→水銀　
化粧品でかぶれる→ニッケル　

などです．さらには，
最近の中国産の野菜，メキシコ産の牛肉は
かなり危ないと考えた方が良いと思います．
金属汚染の酷い水で育っている場合があります．
また．安価なだけの食品や，ファストフード，
インスタント食品・調味料など，
原料のよく分からないもの，
原産地のよく分からないものはできるだけ避け，
まず，ご自身でよく調べ，
産地の情報ができるだけしっかりしている
食材や原料を選びましょう．
いくつかの書籍もあります．インターネットで
調べると出てきますので，参考にして下さい．

さらに，加工食品などの場合は，
ラベルには加工された国名が記載してありますが，
原料はどこの物かは記載されていません．
これらの加工食品から有害金属を
摂取してしまったとして，
体に入れない，或いは体に溜めないために
一番大切なのは，人体に有用なミネラルを，
予めしっかりと摂取しておくことです．

万が一，
体に有害金属が入って来たとしても，
亜鉛，鉄，銅や，クロム，セレン，モリブデン
のような体に必要なミネラルが
充分量入っていれば，有害金属を
吸収・貯留する割合が少なくなり，
ある程度予防が可能です．
トキシックメタルと有用ミネラルは体の中で
椅子とりゲームをします．
亜鉛や，鉄，銅，セレン，クロム，などなどを，
常日頃から少しずつ，かつ充分とって，
有害金属が入って来ても，椅子とりゲームに
負けないように，ミネラルで充分満たして
おきましょう．
食事での摂取が難しければ，サプリメントで
補充するのも良いと思います．

また，食物線維もよくとるように
してください．腸内に入った有害金属の
吸収を抑えるばかりでなく，
余分な糖質の吸収もブロックしてくれるので，
水溶性・不溶性あわせて，
毎日充分とるように心がけましょう．
納豆，オクラ，山芋，海藻などのねばねば系の
食品は水溶性食物線維がたっぷりです．
切り干しダイコン，干しシイタケなど，
日本古来の食品は不溶性食物線維も多いですが，
実は水溶性食物線維も豊富です．
その他豆類など，
できるだけ水溶性食物線維の摂取を
心がけて下さい．
便秘で便の腸内停留時間が長いと
それだけ有害金属が入りやすくなりますので，
便秘解消のためにも食物線維をとりましょう．

さて，　第2，第3の視点については，
また後ほど，のお楽しみとさせていただきます．

院長　拝