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2014.05.29

ポーリング先生の健康法 その1

ライナス ポーリング(Linus Pauling) 先生

ライナス・ポーリング先生をご存知ですか。

その晩年に分子生物学の研究をすすめ、

今日我々がその成果を享受している、

分子整合栄養医学という医学栄養学の考え方

を確立された方です。

1901年、アメリカのオレゴン州ポートランドで生まれで、

薬剤師のお父さんが早くになくなり、家の生計を助けながら

勉強して、オレゴン農業大学(現オレゴン州立大学)を卒業し

その後カリフォルニア工科大学で博士号を授与されています。

1993年の93才までご存命でしたので、御縁のあった方も

いらっしゃると思いますが、残念ながら私にはお会いする

機会はありませんでした。

因に私事ですが、1993年という年は、卒後3年半の市中病院の

研修を終え、10年暮らした弘前から故郷札幌にもどり

札幌医科大学救急集中治療部に入局し,本格的な救命救急医

としての道を歩み始めたばかりのころでした。

その頃のわたしは、家に帰る事はほとんどなく、まさに

医学の奴隷状態でした(笑)??

ポーリング先生は本当に偉大な先生ですが、

中にはそんな人知らんという方もいるかと思いますので、

老婆心ながら少し解説すると、何よりも特筆すべきは、

量子物理学から化学結合論を展開し、1954年ノーベル化学賞を

受賞、さらに科学者の立場から原水爆反対の平和運動を展開し、

1962年2度目のノーベル賞となる平和賞を受賞された

ことでしょう。翌年、ケネディ大統領が凶弾に倒れ世界を

驚かせますが、ポーリング先生のその後の運命も少なからず

影響を受けいてます。

また、1952年アメリカ合衆国が博士のロンドン行きのパスポートを

発行しなかったのですが、もしこの時パスポートが発行されて

いたなら、DNAの立体構造の研究で、医学生理学賞も

受賞していたかもしれないというエピソードさえあります。

まさに科学における ” Giants のなかのGiant “ なのであります。 

そんな先生が、著書の中で12項目にわたる健康法を語っています。

特に、ビタミンやミネラルの取り方については、

細かく摂取量を記載しています。

ですから、皆さんにもその一部をご紹介したいと思います、

が、本日は長くなりましたので、

明日以後のお楽しみ とさせて頂こうと思います。

では 

後ほど。

みなさん、

おやすみなさい。

                 foot院長 拝

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